2014年5月7日水曜日

皐月のサイクリング

サイクリングに行った。滋賀県近江八幡市あたりの田畑の中を7台の自転車が連なって走る。
途中でトイレ休憩に立ち寄ったユースホステルには趣のある古い木造建築で中には先月オープンしたばかりというお洒落なカフェがあり思わずそこで珈琲ブレイク。スイーツ4種盛りと飲み物セットで700円とお値段はリーズナブル。
仕事柄どうしても自分の店と比較してしまう。オープンしたばかりで気合いが入っている間だから良いけれど、例えもっと忙しくなっても、暇になってもこの値段と内容で本当に大丈夫なのか?要らんお世話と思いながらもあれこれ考える。と、その横で「安いな~。ええ店見つけたな~。」と気楽に話して喜んでる旦那がいる。ホンマに気楽なやっちゃなぁと笑いが込み上げる。

店を出て再度走り出すと猛烈な向かい風。遮る物の無い田園地帯を右に左にと走るとそんなに距離を走ったわけでもないのに少し疲れて又休憩。古道具屋を見つけて今度は皿やコップやモンペなどを安い安いと買い求める。自転車でっせ、私たち。どうやって持って帰るねん。
無理やり懐やらリュックに詰め込んで又走る。

私はサイクリング歴30年弱。始めた頃はサイクリングパンツを履いてロードレーサーに乗っていると「競輪選手ですか?」と驚かれたりした。最近は中高年を中心にサイクリングを楽しむ人も増えて至る所ですれ違う。30年前もそして今も時々何人かでサイクリングを楽しむ時には風景を楽しみその土地の店や食べ物を楽しむのが私達流。もうこれだけ?と物足りなさを感じる位にとどめておけば次も又走りたくなるのだ。その逆に無理をするとその時は充実感があっても次回乗る時は相当な気合いがいるし、下手するともう二度とサイクリングには行かなくなってしまうこともあるのだ。
昨日すれ違った数多くのサイクリングを楽しむ人たちもあまり無理せず長いスパンで自転車を乗り続けて欲しいと思う。まあこれも要らんお世話だが。