2007年11月30日金曜日

美味い物には時間がかかる

先週末の3連休はお天気も良く、紅葉見物でやって来る観光客で店は大忙しだった。普段は暇が常という我店はちょっと忙しくなるととたんにジタバタする。9席しかない店内はすぐに満席になり、表のテラス席には18人の団体さん。こうなると既にパニック状態だ。普段は使わず仕舞いこんだコーヒーカップを引っ張り出すまでは良かったものの、スプーンが足りないとか、ワォーターグラスが足りないとか・・・。いかにショボイ商売をしているかが分かってしまう。







店というのは面白い。今日は忙しいだろうと準備万端で待ち構えていると暇だったり、暇だから今の内に買い物でも行って来ようと旦那一人に任せていると満席になったり。それならいっそ私は何処かに隠れていようかと思ってしまう。







これが大型店ともなると売れる見込みで仕入れも仕込みも行われるから、それが外れた時のリスクも大きいのだろう。賞味期限表示を張り替えたくなる気持ちも心情的にはよく分かる。



ラッシュのコーヒーは注文を受けてから淹れるだすので5分程待ってもらわなくてはならない。時には電車の時間に間に合わないと帰ってしまう方もいるが、心をこめて淹れたコーヒーに大抵の方は喜んでくださる。いかにスピード社会とは言え、美味しい物には少々の時間が掛かるのは当たり前。早くて美味くて安くて便利でなんて少し無理があると思う。そんな事が当たり前になっているなら、そちらの意識も変えていく必要があるのではないだろうか。それに主婦的発想で言わせてもらうなら、「冷蔵庫に入れたレタスが一晩で腐るか~?」だ。賞味期限、消費期限の方に疑いを持ってしまうのは私だけなのだろうか・・・?

2007年11月29日木曜日

お陰様でもうすぐ20年

来年ラッシュライフが出町柳にやって来て早20年になる。

オープン当初は京阪も三条停まり、出町柳駅前と言っても叡山電車があるのみで、店の前は怪しげな公園に面していた。いつ潰れてもおかしくない、いや、「いつ潰れても大丈夫な様に」をモットーに極力お金をかけずにオープンした店だ。そんな店がお陰様で20年、何とかこれまでやってこれたのは奇跡に近いのかも知れない。



そんな危機感に加えて根っからの貧乏性。店舗なら大抵は備えている台下冷蔵庫も製氷機も無ければ電子レンジすら無く、オーブンと言ってもあるのはオーブントースターのみ。それでも商売が出来てしまう。無ければ無いで何とかなるものだ。



危機感を持つ事の意義は店だけでは無く夫婦も同様。

「いつ別れても大丈夫な様に」とは言いすぎかも知れないが、明日別れるかも知れないと常々思えば自然と大切にしておこうという気持ちも発生する。長年連れ添うと遠慮も気遣いも無くなりがちだが、危機感を持つ事で少しは軽減されるのではないかと思う。これは私流の夫婦円満術(?)。

2007年11月27日火曜日

ブログを始めました

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紅葉がすすみました。
京都へ起こしの節は
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