2009年4月14日火曜日

日常と非日常

「亭主元気で留守がいい」と言うが、留守が良いのは亭主に限った事ではない。
先週からようやく高校浪人だった息子が再度高校に通うようになってホッとしている。
朝食を食べて弁当を持って8時過ぎには二人の子供が家を出かける。こんな当たり前の日常が何だか嬉しい。

アフガニスタンでの支援活動中に心無い者によって命を奪われたペシャワール会の伊藤和也くんの追悼写真展に行って来た。行って来たと言ってもラッシュライフから目と鼻の先程の距離にある「かぜのね」というカフェで行われている。http://www.kazenone.org/
子供達におなかいっぱい食べ物を食べさせてあげたい。単純に彼の原点はその一言に尽きると思う。そんな当たり前の事ができない地に水を引き、作物を育てる、という地道な活動を行ってきた伊藤君。
山から水路を造り水を引く土木工事も大変だろうが、アフガンの地に根を下ろす作物を手探りで作っていくという作業も気が遠くなる程のモノだろう。それはアフガンに伊藤君自身が根を下ろし取り組んでいかなければならないと言う決意にもつながる。そんな彼の想いは日ごとたくましくなる顔つきから汲み取れる。
彼の無念の死が無駄にならない為にも、少しでも多くの人が彼の想いを色々な方法で引き継いでいけたらと思う。写真展は19日(日)まで。是非時間のある方は行って見て下さい。

11日には初めてのなぎなたの昇段試験に臨んだ。会場は岡崎にある「武徳殿」。明治28年に建設されたこの建物の中に入るとそれだけで気持ちが自然と凛とする。実に日常の中の非日常。
今回は初めての試験で、「袴を履いてながなたを構えてたら受かるよ。」と言う先輩の言葉を鵜呑みにして気軽に臨んだのだが、実際の試験では普段の練習でやっていない課題が次々に出されて頭が真っ白。最初から最後まであがりっぱなしで終わってしまった。結果は一週間後の今日聞かされる。さてどうだか・・・?

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