世の中は予想外、想定外の事が起こる。
今朝近所のバス停で鞄の忘れ物を発見。見ると現金2万円弱の入った財布、キャッシュカード、デジカメ、i.Pod、手帳などなど大切そうな物がぎっしり詰まった鞄だ。手帳には几帳面に本人の名前やアドレスや電話番号が書いてあったので早速連絡がつき本人の手に戻る事が出来た。聞くと近所の某大学の学生さんで夕べ泥酔してどこに鞄を忘れたのかも覚えていなかったそうで、電話をした時にはその鞄を必死で探している真っ最中だったようだ。という事は一晩中バス停に置き去りにされていたにも関わらず現金もキャッシュカードも無事だった訳で「実に良かったね」と言うと感激して鞄を受け取り、夕刻にはお礼にクッキーを持って再度来られた。たとえ礼儀正しく几帳面な人でも時にはこんな失敗もあるものなのだ。不幸中の幸いで済んで本当に良かった。
今週水曜日から寮生活をしている息子が月に2度の一斉帰省で夕方戻ってきた。寮はどうや?と聞くと「ヤバイよ。軍隊みたいや。」と言う。やたら規則が多く、テレビも無ければ音楽も無い。先生に話しかける時も大声で「失礼します!」と言い、食堂でご飯を食べる時も大声で「いただきます!」と言い、何かにつけて大声で叫ばなくてはいけないそうだ。「ふ~ん」「へ~」「うひゃ~」と話を聞いていると最初強張っていた息子の顔が段々と解れていくのが分かる。修学旅行気分で考えていた寮での生活が思いの他厳しいモノだったのも息子にとっては想定外の出来事だったのだろう。テレビ、ビデオ、ゲームで退屈する事なく遊んでもらい、コンビニに行けば大抵欲しい物が揃う時代だ。それが当たり前の様に過ごしてきた者にとって、コンビニどころか郵便ポストすら見当たらない山奥の学校生活、何も無い所で楽しみは自分で見つけていくものだと知る事が出来るだろうか?今後が実に楽しみだ。
そう言えば、一昨日の夜11時過ぎの事。
旦那が一人で店番している時に英語で電話をかけてくる人がいて「お前ダレや?」と日本語で聞くと渋い声で「abdullah ibrahim」と!英語の喋れない旦那は焦って「ノーイングリッシュや~」と答えたとか。
英語が話せないのは私とて同じなので焦る気持ちは実によく分かる。目の前にいるならまだ身振り手振りで何とかなっても電話は焦る。しかも想定外の相手からの電話には嬉しいけれど困ってしまうと言うのが正直な所だ。
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